ひとりごと

好きを表現するのがむずかしい

松本真実

今受講している
エッセイスト・ライターの
江角悠子さん主宰
「京都ライター塾」

1月から始まった講座が
残すところあと1回となり、
終わってしまうのが
めちゃくちゃさみしい。
最終回は2週間後に
初めての対面で行われる。
受講者が京都に大集合だ。

希望者は今後の仕事やSNS用に
プロフィール写真の撮影も
お願いできるので、
初の撮影に挑戦することにした。
めちゃくちゃ緊張している。

今日は最後のオンライン講座があって、
みんなで雑談する時間に
(この時間がいつも楽しみだった!)
どんなプロフィール写真にするか
わいわい話し合った。

自分が好きな服を着て
好きな髪型で
好きなポーズをとる。

だがしかし。
私は自分の好きなものが何なのか
よくわからない。
ここ数年は効率重視で、
趣味や好きなものなどに
お金を使わず
削ぎ落とせるものをすべて
落としてきた。
(脂肪も落とせばよかったのに。)

子どもの頃や学生時代
どんな服が好きだったんだろう?
と考えても、
自分に似合った服や
好きな服に
出合えた記憶がない。

でも今立ち止まって、
それではつまらない人生になると
思い直しているところ。

すると、
江角さんの今日のメルマガが
「シンプルなほど本質が際立つ。」
というタイトルだった。

一部を抜き出してみる。

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そういえば、うちのダンスの先生なんて
もう立ってるだけでカッコいい。
(踊ってすらない)

料理もそうで、定食屋でも懐石でも
白ご飯、だし巻き、味噌汁など
家でも作れるシンプルな料理がおいしいほど
ハッとするし、プロだなぁと思う。

凝った料理だと、凝ってるから
そちらに気を取られて、
味もよく分からなくなるが。

気をてらわないシンプルなものほど
その人の腕が試されているような気がするし
もうそこにすべてが現れているんだなぁと思う。

文章もきっと同じ。

胸に響く文章ほど
実は分かりやすい、簡単な言葉だけで
書かれていたりする。


江角悠子さん
2024年3月9日配信メルマガより
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これを読んだら、
ああ私
人に良く見られたいと思って
ごちゃごちゃと
考えすぎてたな〜と
我に返る思いがした。

誤解のないように言うと、
私が何も考えず
シンプルな服を着たら
絶対かっこよくなる
ということではまったくなく。
(だからちょっとメルマガの
 主旨とはズレるかもしれないけど)

センスも無いし
普段服を楽しく選ぶことも無いのに、
突然
あんな服はどうだろう
こんな服はどうだろうと
考えまくったところで
かっこよくはならんぞ。
という感じ。

実は先日、
とりあえず一着
撮影用の服を買ってみた。

なんとなくナチュラルな雰囲気で
今まで自分が
買ったことのないような服で
「おっ、なんかいい感じだな」
と、お店で試着した時には思った。

けれど買って家に帰って
姿見の前で着てみたら
「え、なんかダッサ」
と思ったのだった(笑)
プロフィール写真にするには、
自分じゃなさすぎる。

頑張って選ばなきゃ!と思って
気持ちが盛り上がりすぎた結果だ(笑)

もっとシンプルな服にしよう。

結局その時は
普段着も合わせて
トップスとパンツを
4着くらい買ったけど、
なんか全部失敗した(笑)
(とりあえず工夫して着るけど)

でも、お金をかけてみないと
わからないことが
本当にたくさんあると
最近痛感している。
めちゃくちゃ勉強になる
出費だった。

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