京都ライター塾

コロナ禍を経て感じた対面講座の魅力|京都ライター塾

松本真実

コロナ禍になって、
外に出なくても
仕事や買い物や友達作りが
簡単にできるようになった。

私は社交的ではないし
家にいるのが好きなので、
この生活の変化で受けた
恩恵は大きいと思っていた。

でも今回
京都ライター塾の最終回で
対面講座に参加したことで、
実際に会うことで得られる
ものすごいエネルギーを
感じることができた。

オンラインと対面のちがいを
考えてみる。

オンライン講座では
みんな常に座っている画面で
固定されていて、
必要な時はそのまま発言する。
講座を受けるのが目的なのだから
それだけで充分。

それが対面になると、
それぞれの人の動きが加わって
目の前に表れてくるのが
おもしろい。

講座が始まる前には、
ドリンクバーに
コーヒーを淹れに行く人がいた。
今まで気づかなかったけど、
いつもオンライン講座の時には
コーヒーを淹れるのが
お決まりになっていたのかなと
想像した。

そんなことはなかったけれど、
ノートに書いた字を消している時
思わず手に力が入って
消しゴムがものすごい距離を
飛んでいって
笑いが起こることが
対面ではあるかもしれない。

それにオンラインでは
筆記用具が
画面に映らなかったので、
対面で初めて見る同期の愛用品から
「あっ、これかわいいですね」
「私も同じの持ってます!」と
好きなものの会話を
楽しんだ人も
いたかもしれない。

さらに今回は
打ち上げランチ会という
素敵な社交の場が設けられていた。

講師の江角さんが
以前働いていたことがあるという
お店の素敵なオードブルと、
受講生が持参したワインで
もう大盛り上がり。
めちゃくちゃ楽しかった。

この講座を選んだ時点で
考え方や興味があるものに
共通点があるのだから、
実際に会えば
話がはずむのも当然。

こうして考えてみると
私は家にいるのが好きというより、
自分が「合う」と感じられる
人や場や物を
見つけられていないだけだった
ということだと気づいた。

自分が好きなものや
やりたいことを
しっかり明確にした上で
仲間探しをすることは
まずものすごく大事。

その上で実際
会うことができるのならば、
得るものが何倍にも
ふくらんでいく素晴らしさがある。

人に会うことが
何の困難もなくできた時代には
ここまで感じなかった
人のありがたみ。

それがわかった今、
これから生きていくのが
何倍も楽しみに感じている。

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