ひとりごと

特別なイベントよりも、日常を大切に楽しくする発想転換。

松本真実

わが家は
季節や記念日のイベントを
そんなにきちんと
やらないタイプ。
私が日にちを
全然覚えないせいで
そういう流れになっています。
(覚えているのは
 子どもの誕生日くらい)

隣のお家は
こどもの日に合わせて
鯉のぼりを出すのはもちろん、
秋にはお団子やススキを
お庭に飾ったり、
ハロウィンやクリスマスの
飾り付けも毎年きちんとして
季節のイベントを楽しんでいるので、
いつも私はそれを見て
イベントごとに気づくのです。

私は日にちが覚えられない上に
飾りを作ったり
料理を作ったりするのも
得意ではないし、
そんなに丁寧な暮らしはできない。

以前はきちんとできない
そんな自分が
ダメなような
気がしていました。

それで毎回
「やらないといけない」
という気持ちで
誕生日の夕食などを
手作りしていたのですが、
パーティっぽいイメージで
サラダや唐揚げを
作っているのに
できあがる料理はいつも
あまりに貧相なのです(泣)

でもある時
気づきました。
「これ、誰も喜んでない」

料理を食べる方も
作る方も
みんな無理していると
気づいたのです。

やらなければいけないと
手作りにこだわるより、
お店で買ってきたものを
食べた方が
絶対おいしいし、
私も悩まなくて済みます。

そう気づいてから、
イベントごとに感じる
負担がすごく減っていきました。

さらに日常的に
楽しいことを増やしたり、
派手な料理ではないけれど
毎日のごはんの中で
家族がおいしいと思える
手料理を増やしていこうと
発想転換するようになりました。

私がすっかり忘れていた
今年の母の日は
夫が花でも買いに行こうかと
言ってくれたので
花屋さんへ行ったのですが、
みんなが
楽しめるようなものを
買いたいと思いついて、
野菜の苗に方向転換。

子どもがそれぞれ
自分が育てたい野菜を選んで、
息子は大好物のトマト。
野菜が得意ではない娘は
かろうじて食べられる
ズッキーニ。

お決まりの贈り物を、
みんなが楽しめるものに
変えてみるのも
盛り上がります。

きちんとできないことに
落ち込むよりも、
発想の転換で
小さな楽しみが作れたら
いいんじゃないかと
今は思って過ごしています。

夏にはたくさん
実がなりますように。
またひとつ
日常の楽しみが増えました。

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