相手の心を丁寧に読み取る大切さ|京都ライター塾インタビューレポート

人生で初めて
インタビューをした。
お相手は、
今私が受講中の
京都ライター塾を主宰している
江角悠子さん。
講座の中で
インタビュー企画を立てて、
実際に江角さんに話を聞くという
課題の中でのことだ。
緊張で汗だくになりながら
インタビューを終えて感じたのは、
「あれ、私の方が
インタビューされてなかった?(笑)」
江角さんからの質問で感じた
インタビュアーとして大切なことを、
自分の大失敗の言い訳を添えて(笑)
まとめてみた。
終わって気づいた聞き忘れ
インタビュー当日は
朝からそわそわが収まらない。
質問は足りているだろうか?
何度もメモを読み返す。
原稿に書きたいことと
画像として貼り付けたいこと、
質問リストは2つ。
両方を入念に読み込む。
画像で貼り付けたいのは、
江角さんの
1日のタイムスケジュール。
これは話の流れの中ではなく、
最初に聞いておく予定だった。
が。
インタビューが終わって
zoomを切ってから気づいたのだが、
タイムスケジュールを
聞くのをすっかり忘れていた。
自分が信じられない(泣)
最近のホットな話題の後
すぐにタイムスケジュールを
聞こうと思っていたのに、
流れで他の質問に繋げてしまった。
一体なぜ。。。
あんなに確認したのに。。。
その原因の一つに、
質問リストを
2つに分けてしまったことが
挙げられると思う。
(言い訳開始。)
インタビュー中
ずっと焦っていた私は
タイムスケジュールの質問を
見るのを完全に忘れていた。
だから途中で
軌道修正もできなかった。
質問リストはプログラムのように
聞きたい順番通りに書くことを
心がけようと思った。
どんな話をするのに使ってもよかった
インタビュー最後の15分。
私はライター塾に参加して
とても充実していること、
毎回いろいろな気づきをもらえて
本当にありがたいという
自分の気持ちをペラペラとしゃべって、
カウンセラーのような
江角さんに聞いてもらって
とても心が癒されたが、
癒されてる場合じゃ
なかった。
この時間にこそ
質問事項を見返して、
聞き忘れがないようにするべきだった。
インタビューの時は、
平常時では考えられないような
ミスをするということを
肝に銘じておこうと思う。
練習でよかった。。。
事前準備はしすぎることがない
インタビュー開始直後から
私はこっそり焦っていた。
なんだか一問一答のような
感じになってしまい、
(あれっ、
なかなか話が広がらない(笑))
一つの質問をすれば、
話が自然に広がっていくことを
無意識に想定していた
私の甘さである。
雑談じゃないんだから。
どの質問で
どれくらいの分量
答えてもらえるかは、
実際聞いてみないとわからない
ということだ。
さらに話が広がらないと、
どこまで深めていいものか悩んでしまう。
もしかして答えたくない
質問なのでは。。?
結果、
ブログやメルマガを読んで用意していた
メインの質問についての
エピソードは聞けたが、
それ以外の質問は
なかなか深められなかった。
(記事が薄っぺらに
なるのが怖い言い訳。)
さらに終わってから不安になったのが、
過去ブログを
読み足りなかったのではないか
ということ。
もしかすると
今答えてもらったことが、
過去ブログのどこかに
もっと深く掘り下げて
書いてあったかもしれない。
もっと違う質問にもできそうな
エピソードだって
あったかもしれない。
こんなことにならないためには、
過去記事を読み込む以外ない。
「読みましたよ!
ここまで知っていますよ!」
とインタビュー中に
言うことができていたら、
記事にできる内容が
増えていただろう。
事前準備は
しすぎることがないことを
身をもって学んだ。
話を聞きたいという真剣な姿勢
京都ライター塾への参加を決めた後
最初に読んだ本が、
無料セミナーの時に
江角さんがおすすめされていた
佐藤友美さん著
「書く仕事がしたい」
その中に、
「クリシェを超えてからが本番」
という項目があった。
クリシェとは、
ありふれた話しか聞けない
予定調和のこと。
クリシェを超えて
世に出たことのない話を
引き出すためには、
インタビュー相手の過去記事を
事前に読み込んで、
「あなたについてしっかり
調べてきました。
今までに話したことのない
話が聞けると嬉しいです」と、
開始5分のうちに
真剣な姿勢が伝わるようにすることが
ポイントだそうだ。
ということは今回のインタビューも、
江角さんについての資料を
ドンとテーブルに置き、
マジックで書いた
江角さんの年表を見せながら、
「えずさんについて書かれているものは
大体読み込んできました。
その前提でお話いただいて
大丈夫です(にっこり)」
これが正解
だったかもしれない!!(笑)
いきなりそこまでは無理でも
事前準備をしっかりすることと、
「あなたに興味を持っています」と
積極的に伝えることは大切だ。
相手がどんな人であろうと
インタビューを
進めやすくなることは間違いない。
(インタビュー後に
本をめくって気づいたという
後悔じみた言い訳。)
インタビューってこういうことか!!と、
本で読んだことへの理解が深まった。
逆に、インタビューされた?
京都ライター塾の最後には
毎回雑談の時間があって
楽しみにしているが、
その時江角さんに
「まみさんって○○なんですか?」と
聞かれることがあり
なんとなく気になっていた。
自分の心の中の
核心をつかれるような
質問と、言い方。
そう聞かれると、
なんだかとても
しゃべりたくなってしまうのだ。
自然としゃべってしまうとも言える。
まるで魔法をかけられたように。
今回のインタビューでも
最後の15分、
江角さんにまたしても
「○○なんですか?」と聞かれた。
そしてペラペラとしゃべり出す私。
終わってからハッとした。
これって、逆に
インタビューされてない??
もしかすると私が
しゃべりたそうなこと、
話が広がりそうなことを
その場で察知して質問してる?
心の中を読んでいる?
そうか、これが
インタビューってことか!
これはなかなかむずかしい。
いや完全にむずかしい。
理解してできることではない。
さすが1500人を
インタビューしてきた江角さんだ!!!
過去記事の表面だけではなく、
相手が何をしゃべりたいのか。
どんなことならしゃべってくれるのか。
心の内まで考えてこそ
仕事のできる
インタビュアーということなのだろう。
人の心をつく質問を見つける大切さ
私は今まで人の話を聞くことが
好きだと思っていた。
受講生の方に「聞き上手」と
言ってもらえたこともあって
すごく嬉しかった。
今回インタビューをしてみて
わかったことは、
私は”おしゃべり好きな人の話”を
楽しく聞いていただけだった
ということだ。
プライベートでは
それでよくても、
そんな都合のいい仕事はない。
インタビュー相手は
おしゃべりばかりではない。
しっかり相手のことを知って、
聞きたいという姿勢を示す。
喜んで話してもらえるように、
相手の気持ちを
丁寧に読み取ることが大切
ということを今回学ぶことができた。
これは普段の生活でも大事なこと。
日常の中で積極的に練習していきたい。
想像していたのとは
まったく違っていたインタビュー。
言い訳だらけになったが、
仕事として「話を聞き出す」ことの
むずかしさを体感させてもらった
とても貴重な機会だった。