ひとりごと

キツいことを言う人は、傷つきたくない繊細な人かもしれない。

松本真実

「もうすぐ娘さん
 小学生だね。
 っていうか、
 子どもが学校行ってる間
 家で何するの?(半笑い)」

ばったり会った
ご近所さんに今朝、
不意に言われた。

私が在宅で仕事を
していることを
知らない人だったので、
疑問に思ったんだろう。

それはいいとして、
その聞き方。

完全に半笑いで、
なんだか
バカにされているように
感じてしまった。

普段から気の強い人で、
私とは生きるスピードや
価値観もちがいそうだと
感じていたので、
軽く伝えておこうと思って

「一応今
 在宅で事務作業とか
 やってるから〜」

と言うと

「えっ、そうなの!?」

いきなり興味津々の顔に
変わった。

聞くとその人も、
子育てしながら
勤めていた会社を
最近やめて
在宅ワークを
始めたらしい。

そこからは
やっぱり在宅で仕事するって
いいよね!という話で
盛り上がった。

そして別れた後、
先ほど
モヤモヤした
半笑いについて考えた。

私が思うに、
この人は繊細なんじゃ
ないかな。

半笑いで聞かれた時は
なぜそんな顔してるんだろう?
と思ったけれど、
それは不安があったから
かもしれない。

長年勤めていた会社をやめて、
新しい働き方である
在宅ワークをすることに対して
「否定されたくない」という
気持ちがあったのでは?
傷つきたく
なかったのでは?

私が同じような
仕事をしていると
わかった瞬間から
めちゃくちゃ笑顔に
なったのは
その証拠じゃないだろうか。
仲間ならば
否定されることもないと
安心したような
笑顔に見えた。

キツい言い方や
人を見下したように話す人は、
他人を傷つけようという
悪意より、
自分が傷つくことが怖い
繊細な心を
持っていることが
多いのかもしれない。

とはいえ、
こういうタイプの人と
深く付き合っていくのは
私にとっては
ちょっとつらいので、
ちょうどいい距離感で
仲良くしていこうと思う。

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