ひとりごと

書くようになって広がる図書館の世界

松本真実

ライターとして
企画書を雑誌などに
持ち込みたいとなった時、
大切なのは
バックナンバーを読むこと。

過去にどんな記事があったか?
企画の傾向は?
読者層は?
文体は?

下調べすることが山ほどある。

この間、
ある雑誌のバックナンバーが
読みたくて
公立図書館のホームページで
検索してみた。

すると町の中心部にある
図書館にだけ
置いてあることがわかった。

というか、
そこに図書館があることを
初めて知った。

うちの近所にはありがたいことに
小さい図書館が2つもあるので
いつもはそこで借りていた。

そこに置いてないような本まで
探して読むなんてことが、
ライターの勉強を始めるまでは
まったくなかったことに気づいた。

数日後、
車を30分走らせて
繁華街の駐車場に置き、
スマホのマップを見ながら
初めての図書館に行ってみた。

中に入ると子どもから大人まで
かなりたくさんの人がいて、
図書館だけに
ものすごく静かににぎわっていた。

雑誌コーナーも
いすの取り合い状態。
お目当ての雑誌は
棚に残っていたので
なんとか読むことができた。

新しいことを始めると、
町の開拓まで
進んでしまうことにびっくりだ。

外に出ることが苦手で
半径200mくらいの世界で
普段は暮らしているが、
「これがやりたい!」
と思った瞬間
行動力は格段にアップする。
めちゃくちゃ楽しい。

まだまだ未知の本が
詰まっている
私にとっての新しい図書館。

隅々まで探検してみる
楽しみができた。

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