小さな違和感に気づく大切さ

私が初めてライターについて学ぼうと思い、受講することにした京都ライター塾。
その初日が2日後に迫った1月11日、オンライン講座には絶対に無くてはならないものが、突然私の元を去っていった。
Wi-Fiである。
家にある電子機器の全てが、インターネットにまったく繋がらなくなったのである。
いやいやいやいやいや。
2日前に電波行方不明とかほんと無理。
じつは前兆はその数日前からあった。
深夜仕事から帰宅した夫が「なんか今いきなりネットが途切れたんだけど?」
動画を見ていた子どもが「ギャーーーいいとこで止まった!!」
我が家的には珍しかったが、電波が途切れ途切れになることはよくある話。どこかで工事でもしているか、強風か何かのせいで電波がおかしくなっているのかもしれない。いずれ直るだろうと思ってそのまま過ごしていた。
しかし症状は改善しないばかりか、そのまま事切れてしまったらしい。ここへ来てやっと「これはまずいぞ。」となった。
プロバイダのサポート窓口へ電話すると、接続機器の電源を抜いたり差したりしてほしいと言われ、異常なランプが点いていないかを丁寧に確認してくれた。そして、
「お客様。電柱か、電線か、接続機器か、いずれかが破損していることが確認できましたので、お宅を訪問しての修理が必要になります。」
修理!!
これはますますまずい。修理の予約など、今日明日ですぐに取れるはずがない。
とりあえずレンタルWi-Fiを検索して、即注文できるように用意した。何もかも間に合わなければ、最悪スマホの4G回線だ。講座が始まったら、映像と音声がきちんと届いているかを確認しよう。冷や汗をかきつつ落ち込みつつ、予約を調整してくれている修理業者からの連絡を待った。
数時間後。
予約は、なんと翌日取れた!
翌日の午後来てくれた修理担当の方が、10年以上部屋で使っていた接続機器を、小型でスタイリッシュな最新機器と交換してくれた!
さらに電柱に登り、接続に使われている部分の調子を整えてくれた上に、「あれをああしてこうしてみました」と言ってインターネット回線のスピードを上げてくれたのだ!試してみるとネットに繋がるスピードが、実感できるほどにアップしている。
そんなことできるんですか!!と思わず叫んで、心からのお礼を伝えた。
突然姿を消したWi-Fiは、みなさんの助けを借りて劇的な進化を遂げ、私の元へ戻ってきてくれた!!
こうして私は無事、ライター塾の初日に(ちゃんと繋がるかドキドキしながら)参加することができた。本当に感謝だ。
それにしても、ネットが途切れるという異変を感じた時にすぐ動かなかったことは反省点だ。今回は奇跡的に間に合ったからよかったものの、数日後に大事なオンライン講座を控えていたのだから、早めにサポート窓口に相談してみるべきだった。
日常生活でも、こういう小さな違和感に気づけるか気づけないかで、大きな差が出ることは多いと思う。
それこそ家中にある電化製品のちょっとした異変から、自分や家族の体調、子どものこと、ご近所さん、庭の植物、空の色(私は洗濯が好きなので)。
これは無事参加できたライター塾でも学んだことで、「なんとなく」感じた自分の気持ちや感覚を大切にすることで、幸せになるきっかけを発見できたり、自分らしい文章が書けるようになるそうだ。
ちょっと気になると思った時こそ、立ち止まって見つめる習慣をつけてみようと感じた。